『失敗できる組織』を読んで、心理的安全性と聴く力がつながった
失敗できる組織 · エイミー・C・エドモンドソン
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公開日
心理的安全性を、組織の成果につなげる
エイミー・C・エドモンドソンさんの『失敗できる組織』を読んだ。心理的安全性を研究してきた著者が、失敗から何を学び、どう活かしていくかを扱った本。
読んでいて特に残ったのは、心理的安全性を高める目的は、よりよい組織の成果につなげることだという点だった。そのためには、話し合いを進める技術や、相手の話を聴く力も必要になる。これまで読んできた本とのつながりが見えてきた。
失敗にも、種類がある
最初に引き込まれたのは、著者が職場のミスを調べ、その結果の意味を探っていく研究の話だった。風通しのよさとミスの関係を、どう捉えるか。そこから、失敗について考えながら読み進められた。
本書では、基本的な失敗、複雑な失敗、賢い失敗というように、失敗を分けて考えていく。それぞれの失敗から何を学び、次にどう活かすのか。数々の事例を通じて説明されていて、分かりやすかった。
「失敗」という一つの言葉で済ませずに、その中身を見る。何が起きたのかを理解してから、学ぶべきことを考える。この順序を覚えておきたい。
『LISTEN』や1on1の学びとつながる
失敗を学びに変えるためには、まず起きたことを話せて、その話を聴いてもらえることが大事になる。ここで思い出すのが、『LISTEN』で学んだ聴き方だった。
相手が話している間に、次の返事を考えてしまうことがある。そんなときは、相手の話に意識を戻す。沈黙も急いで埋めず、考える時間として待つ。話す側が安心できるように、聴く側ができることもある。
『実践!1on1ミーティング』では、1on1は部下の成長のための時間なのだと学んだ。相手の成長を支える対話と、失敗から学ぶ組織づくり。自分の中では、これらがつながってきた。
さらに、話し合いを目的に向かって進めるファシリテーションの技術も必要になる。聴いたことをもとに、何を学び、どう活かすかを一緒に考えていくところまで意識したい。
別々に読んだ本を、つなげて身につける
『失敗できる組織』を読んで、心理的安全性、聴く力、話し合いの進め方を、つなげて理解したいと思った。
失敗の種類を見分け、起きたことを聴き、そこから学ぶ。読んだ本の知識を、自分の中で結びつけて身につけていきたい。チームでの対話や人の成長について考えているときに、あわせて読みたい一冊だった。
この本
- 書名
- 失敗できる組織
- 著者
- エイミー・C・エドモンドソン
- 訳者
- 土方奈美
- 出版社
- 早川書房
- 版
- 単行本
- ISBN
- 9784152104090
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