『コンサル一年目が学ぶこと』で学んだ、結論と数字で伝える基本

コンサル一年目が学ぶこと · 大石哲之

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大石哲之『コンサル一年目が学ぶこと』通常版の表紙
コンサル一年目が学ぶことの表紙

仕事の基本を、ひと通り学びたくて

コンサルタントはどんなことを意識して仕事をしているのか。ビジネスに必要な能力をひと通り学びたくて、大石哲之さんの『コンサル一年目が学ぶこと』を読んだ。

本書では、話す技術、考え方、デスクワーク、仕事に向き合う姿勢という四つのテーマから、30のスキルを紹介している。話し方だけに絞らず、仕事を進めるための基本を幅広く扱う一冊だ。

そのなかでも特に印象に残ったのが、結果から伝えることと、数字で語ること。この二つは、コンサルタント以外の仕事でも共通して必要な力なんだと感じた。

結果や結論を、先に伝える

本書で扱っている基本の一つが、結論から話すこと。自分が調べた順番や、作業した順番をそのまま話すのではなく、相手が知りたい結果を先に伝える。

たとえば、仕事の進み具合を報告する場面なら、作業の経緯に入る前に、予定どおりに終わるのか、遅れそうなのかを伝える。そのあとで、理由や残っている作業を説明すると、相手も状況をつかみやすくなる。

相談するときも、何に困っていて、何を決めてほしいのかを最初に置く。詳しい説明を省くというより、相手が聞く順番を整える、と考えると日々の仕事に置き換えやすい。

数字を添えると、状況を共有しやすくなる

もう一つ、読んで感銘を受けたのが、数字で語ることだった。

仕事の報告では、だいたい終わった、かなり減った、もう少しかかる、といった言い方もできる。ただ、その言葉から思い浮かべる量や時間は、人によって違う。

たとえば、10件の作業のうち8件が終わっているなら、その件数を伝える。前回は30分かかっていた作業が今回は20分だったなら、比較できる数字を添える。日々の仕事でも、こうした形で使える。

もちろん、件数だけでは分からないこともある。残りの2件が難しい作業なら、その事情も必要になる。数字と、その数字だけでは伝わらない背景を一緒に示すと、状況を共有しやすくなる。

職種を問わず使う、共通の力

コンサルタントの仕事の仕方を学ぶつもりで読んだ本だったけれど、結果を先に伝えることや、数字で語ることは、どんな仕事にもつながる。そのことに強く感銘を受けた。

何を伝えたいのかを先に示し、具体的な数字で説明する。報告や相談の場面を思い浮かべながら読むと、本のテーマを自分の仕事と結びつけやすい。

仕事の基本をまとめて知りたい人や、日々の伝え方を見直すきっかけがほしい人は、手に取ってみてほしい。

出版社の『コンサル一年目が学ぶこと』書籍情報

THIS BOOK

この本

書名
コンサル一年目が学ぶこと
著者
大石哲之
出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン
版
単行本(通常版)
ISBN
9784799315323
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